今や「生活習慣病」という言葉は日常語ですが、病院というところには、また、病院関係者には、その言葉の意味は伝わっていない気がします。
「生活習慣病」は「生活習慣が原因の病気」という意味であって、「生活習慣」の主たるものは「食習慣」です。
写真はある病院の廊下に設置されているファーストフードの自動販売機です。
便利であることが優先され過ぎていて、「食習慣」を改善して「生活習慣病」の原因となる食生活を改善するということとは、かけ離れた現実がそこにあります。
病院を訪れた患者や家族がそれを食べ、医療に携わる医師や看護師がそれを食べるのです。
病院は、病気を治すだけでなく、病気を作るところでもあり、ましてや健康増進や体質改善のための栄養学を学ぶところではないようです。