トランス脂肪酸が人の健康に有害であることが明らかになって来たことで、今や、世界的にトランス脂肪酸の規制が広がっています。
米国政府のFDA(米食品医薬品局)は、昨年11月にトランス脂肪酸を含む硬化油を食品添加物(グラス物質)から外す決定をしました。
デンマーク(2003年)、スイス(08年)、オーストリア(09年)では、100g当たり2g以上のトランス脂肪酸を含んだ油脂の国内流通を禁止。
米国、カナダ、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイ、ブラジル、韓国、香港、台湾、中国では、食品含有量表示を義務付けています。
日本政府の対応はというと…先進国はもちろん、開発途上国にまで広がっている表示義務化も日本では行われておらず、消費者庁の策定は、食品事業者に情報開示するかどうかを任せるというものです。
この現状を知ってどう対処するかが、私達の健康に多大な影響を与えることは、言うまでもありません。