菜の花と言っても、秋田では、花が咲く前の葉の部分が多く食べられ、この時期、アスパラ菜や白菜など、菜の花系列の葉が、次々登場します。
菜の花の独特の甘味と苦味が、辛子とお醤油の香りで引き立ちますが、更に、無添加つゆの素をほんの少しプラスすると、子供達も喜ぶ春の香り豊かな一品になります。
自分が子供の頃は、苦手な野菜だったのに、味も香りもとても懐かしく感じるから不思議です。
季節が生み出す植物の力って、素晴らしいですね♡
トランス脂肪酸が人の健康に有害であることが明らかになって来たことで、今や、世界的にトランス脂肪酸の規制が広がっています。
米国政府のFDA(米食品医薬品局)は、昨年11月にトランス脂肪酸を含む硬化油を食品添加物(グラス物質)から外す決定をしました。
デンマーク(2003年)、スイス(08年)、オーストリア(09年)では、100g当たり2g以上のトランス脂肪酸を含んだ油脂の国内流通を禁止。
米国、カナダ、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイ、ブラジル、韓国、香港、台湾、中国では、食品含有量表示を義務付けています。
日本政府の対応はというと…先進国はもちろん、開発途上国にまで広がっている表示義務化も日本では行われておらず、消費者庁の策定は、食品事業者に情報開示するかどうかを任せるというものです。
この現状を知ってどう対処するかが、私達の健康に多大な影響を与えることは、言うまでもありません。
トランス脂肪酸は、もともとは、フランスで戦時前(1869年)にバターの代用品として開発されました。
その後も、安価で室温に合わせて溶ける温度を人工的に決めることが出来るなど、使い勝手がいいために、加工食品に多く使われています。
トランス脂肪酸は、植物油などを加工する際に水素を添加することで生成されます。
見た目は油脂ですが、体内に入ると、様々な悪影響が報告されています。
例えば、皮下脂肪に入り込み排泄されにくくなるため、痩せにくい体質になるとか、悪玉コレステロールを増やして善玉コレステロールを減らすなどなど…。
美味しさだけで、これらのことを知らずに食べているとしたら、これほど怖いことは無いですね。