糖度主義

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スーパーで売られているたくさんの果物に、「糖度表示」を良く見かけるようになり、最近は、トウモロコシやトマトまで、様々な作物の“美味しさ”の指標として、使われるようになってきました。

「糖度が高い=甘い=美味しい」という図式は、いつから出来てしまったのでしょうか?

私達は、知らないうちに「糖度至上主義」に陥って、果物のおいしい食べ方や、その果物特有の美味しさを知らない…

いつの間にか生産者さんのテレビ中継などでも、「糖度を高めるために『品種改良』したこと」や「糖度を高めるための『特別な貯蔵法』」が話題となっています。

その野菜や果物の栄養価(ビタミン、ミネラルなど)は、その時どうなっているのかを知りたいと思うのは、私だけでしょうか?

“食べることは生きること”という原点に立った時、「甘さ」だけでなく、「作物の美味しさ」と「栄養価」を合わせて、生産者側から供給して下さることを切に願います。