牛乳8「カルシウムパラドックス」

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人間の血中カルシウム濃度は一定していますが、牛乳を飲むと血中カルシウム濃度は急激に上昇します。

そのため、体は血中のカルシウム濃度をなんとか通常の状態に戻そうというコントロールが働き、血中の余剰カルシウムを腎臓から尿に排泄してしまうのです。

つまり、カルシウムをとるために飲んだ牛乳は、かえって体内のカルシウム量を減らしてしまうという皮肉な結果を招くのです。

世界四大酪農国で、股関節骨折や骨粗鬆症が多い所以です。

これに対し、日本人が昔からカルシウム源としてきた小魚や海藻類に含まれるカルシウムは、血中カルシウム濃度を高めるほど急激に吸収されることはありません。

ですから、牛乳を飲む習慣のなかった時代の日本には、骨粗鬆症はなかったのです\(^o^)/